11月24日のNY貴金属市場の金は続落。欧米の各製薬会社が今月に入り、開発中の新型コロナウイルスワクチンの臨床試験で高い有効性が確認されたことを相次いで発表。ワクチン早期実用化への期待から景気先行きに楽観的な見方が台頭し、株式などのリスク資産を買い、安全資産とされる金を売る動きが加速。一時は、節目の1,800ドルを割り込む下落となった。トランプ米大統領が、バイデン次期大統領への政権移行作業の開始を容認したとの報で政治への不透明感が後退したことも、金相場を下押しした。