6月23日のNY貴金属市場の金は小反発。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言を受け、早期の利上げに対する過度の警戒感が後退したことも金利を生まない金相場の下支え要因となり、小反発となった。ただ、調査会社IHSマークイットがこの日発表した6月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)速報値が62.6と、市場の低下予想に反して上昇。足元の景気回復期待を確認する結果となり、ドルが対ユーロで持ち直す動きとなると、金は上げ幅を縮小した。