2月23日NY貴金属市場の金は続落。米労働省が２３日発表した新規失業保険申請件数は前週比３０００件減の１９万２０００件と、市場予想（ロイター通信調べ）の２０万件よりも良好な内容となった。また、米商務省が発表した２０２２年１０～１２月期の実質ＧＤＰ（国内総生産）改定値では、インフレ指標の一つであるコア個人消費支出（ＰＣＥ）デフレーターが上方改定された。インフレの高止まりが示される一方で、堅調な雇用情勢が再確認されたことから、ＦＲＢの利上げ局面が長期化するとの見方が改めて強まり、金利を生まない資産である金が売られた。