4月26日NY貴金属市場の金は反落。米ブルームバーグ通信は２５日、第１四半期に１０００億ドル余りの預金が流出したことが明らかになった米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行が資産売却を検討していると報道。加えて、一部の米メディアが関係筋の話として、米政府は現時点で同行の救済に消極的と報じた。これらを背景に銀行システムを巡る警戒感が強まり、安全資産とされる金相場は午前はプラス圏で推移した。ただ、米長期金利の指標とされる１０年債利回りが上昇したことから金利を生まない金の魅力が薄れ、あとマイナス圏に転落した。