8月8日NY貴金属市場の金は続落。中国税関総署が８日発表した７月の貿易統計によると、輸出は前年同月比１４．５％減、輸入は１２．４％減といずれも大幅に落ち込み、市場予想を下回った。輸出と輸入がともに前年割れとなるのは３カ月連続。依然として底堅い米景気との対比から、外国為替市場では対主要通貨でドルが上昇。ドル建てで取引される商品の割高感が意識され、金は売りが優勢となった。インドと並ぶ金消費大国である中国の景気に先行き懸念が広がったことも相場を圧迫した。